江上館

撮影日:2003年10月3日

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01・南門と堀

02・主郭と北門

03・南門、稲荷社

04・北門と井戸跡

 

☆名称(別称)

江上館

☆所在地

新潟県胎内市

☆地図

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☆創築者、創築時期 

   (改修者、改修時期)

15世紀頃(中条氏?)

☆城主

中条氏

☆遺構・復元物

中世国人の居館跡。復元の土塁、堀、門。

☆一言歴史

 (案内板より)

 三浦和田一族の総領家中条氏の居館跡と考えられており、中条の中心に位置している。館内は60m四方で、土塁・堀を合わせるとほぼ一町(110m)四方となる。この一町四方という規格は。黒人領主の身分を表している。館の存続期間は、ほぼ15世紀代に限られており、越後における方形居館の成立年代を考える上で貴重である。館には馬出状の郭が付属しており、当初から主郭の北方を張り出させるプランを取っていた。当初、南北の虎口は平入りであったが、館の整備に伴って直進できない構造の虎口に造り変えられた。これは16世紀後半に織豊系城郭で採用されるより、1世紀も早い段階で成立していた先駆的なものとして注目される。さらに虎口の整備に伴って館内部は、南方の晴(ハレ)の場と北方の褻(ケ)の日常空間が設定され、塀で仕切られるようになる。

 なお、館の周囲には家臣団の屋敷地や密教寺院などが配置されており、館が単独で存在していたのではないことが明らかとなっている。

 また、南西300mの地点で江上館の全身にあたる遺跡が見つかったことから、本地域一帯が古くからの荘園の中心地である「政所条」内であったと考えられるようになってきている。

☆私的見所

 中世城郭・居館です。いわば、お城の前身というべきもので推定復元されたものですが良い雰囲気は出ていると思います。模擬天守とかを建てるよりよっぽどいいですね。

 

※近隣・関連史跡

 

 

   

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